小菊判(読み)こぎくばん

精選版 日本国語大辞典 「小菊判」の意味・読み・例文・類語

こぎく‐ばん【小菊判】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「小菊」ははながみや茶の湯釜敷などに用いる和紙 ) 紙の寸法一つ。縦七寸(約二一センチメートル)横九寸五分(約二九センチメートル)内外。現在のA4に近似の寸法。
    1. [初出の実例]「紫の風呂敷から大事さうに小菊版の帳面を出す」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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