小袍(読み)コホウ

デジタル大辞泉 「小袍」の意味・読み・例文・類語

こ‐ほう〔‐ハウ〕【小×袍】

袖が一幅ひとので、端袖はたそでをつけない袍。貴人の元服・結髪に奉仕する者が、常の装束の上に着た。

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精選版 日本国語大辞典 「小袍」の意味・読み・例文・類語

こ‐ほう‥ハウ【小袍】

  1. 〘 名詞 〙 袍の一種。袖が一幅(ひとの)端袖(はたそで)がなく、手が自由に動かせるようにしたもの。貴人の元服・結髪に参上する者が、理髪当色(とうじき)として着用した。
    1. [初出の実例]「御元服の時に限らず、常にも、御髻にまゐる人を、御袿(みうちぎ)人と云ふは、小袍を、装束の上にうちかくる故なり」(出典随筆安斎随筆(1783頃)四)

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