日本歴史地名大系 「小野上村」の解説 小野上村おのがみむら 群馬県:北群馬郡小野上村面積:二八・三一平方キロ北群馬郡の西北部に位置する。東は子持(こもち)村、西は吾妻(あがつま)郡中之条(なかのじよう)町、南は吾妻川を隔てて渋川市・吾妻郡東(あずま)村、北は子持山(一二九六・四メートル)、小野子(おのこ)山(一二〇八メートル)、十二(じゆうに)ヶ岳(一二〇〇・九メートル)などの峰を境に沼田市・吾妻郡高山(たかやま)村に接する。小野子山の南面傾斜地に開けた農山村で、耕地は山麓斜面や南境を東流する吾妻川沿いの河岸段丘面に多く、田四六ヘクタール・普通畑一四〇ヘクタール・桑畑七六ヘクタールで、山林が村域の七割以上を占めている。コンニャク・米・蚕繭が主要産物であるが、標高五〇〇メートル付近に多い湧水を利用したワサビ栽培、マスの養殖や乳牛飼育・養豚・養鶏、薪炭業に代わっての林業・椎茸栽培も近年盛んになってきている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by