20世紀日本人名事典 「小野勝年」の解説
小野 勝年
オノ カツトシ
昭和期の東洋史学者 元・龍谷大学文学部教授;元・奈良国立博物館学芸課長。
- 生年
- 明治38(1905)年12月1日
- 没年
- 昭和63(1988)年12月20日
- 出生地
- 長野県上伊那郡小野村(現・辰野町)
- 学歴〔年〕
- 京都帝国大学文学部史学科〔昭和8年〕卒,京都帝国大学大学院文学研究科史学専攻博士課程修了
- 学位〔年〕
- 文学博士(京都大学)〔昭和37年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 日本学士院賞〔昭和34年〕,勲四等旭日小綬章〔昭和51年〕
- 経歴
- 昭和12年京都帝大東方文化研究所研究員として雲崗石窟など中国各地の仏教遺跡を調査。18年華北綜合調査研究所研究員。21年帰国、24年奈良国立博物館研究員となり、学芸課工芸室長、考古室長を経て、39年学芸課長。42〜55年龍谷大学教授を務めた。著書に「入唐求法巡礼行記の研究」(全4巻)「阿倍仲麻呂とその時代」「入唐求法行歴の研究―智証大師円珍篇」、「陽高古城堡―中国山西省陽高県古城堡漢墓」(編著 没後刊行)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報