日本歴史地名大系 「小長沢村」の解説 小長沢村こながさわむら 富山県:婦負郡婦中町小長沢村[現在地名]婦中町小長沢井田(いだ)川と山田(やまだ)川の合流点左岸と呉羽山(くれはやま)丘陵山麓東側の間に位置し、西は平岡(ひらおか)村(現富山市)、南東は下(しも)村。もと石田(いしだ)と称し、長沢川の流域で一面の小石原であったが開拓されてこのように名付けられた。長沢村の枝村(婦負郡志)。正保郷帳では高九五五石余、田方六三町五反余・畑方二反余。享保六年(一七二一)の高八二二石余(「村付高改帳」島倉家文書)。 小長沢村こながさわむら 新潟県:南蒲原郡下田村小長沢村[現在地名]下田村小長沢森町(もりまち)村から塩新町(しおあらまち)村(現栃尾市)へ抜ける梨木(なしのき)越の直下に位置し、北は荒沢(あらさわ)村、東は山越しに牛野尾(うしのお)村。古志長尾氏の段銭収納を記録した、明応年間(一四九二―一五〇一)の国衙之日記(「古文書集」所収文書)に「五百文 こなかさわ」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報