日本歴史地名大系 「小雨村」の解説 小雨村こざめむら 群馬県:吾妻郡六合村小雨村[現在地名]六合村小雨白砂(しらすな)川右岸、白根(しらね)山麓の東斜面にあり、西の草津(くさつ)(現草津町)、東の伊香保(いかほ)(現北群馬郡伊香保町)の両温泉を結ぶ道が通り、南は太子(おおし)村。南から小雨・原(はら)・沼尾(ぬまお)の小字がある。永禄七年(一五六四)二月一五日の武田家朱印状(熊谷次郎氏所蔵文書)により、草津湯と「沼尾」二五貫が湯本小次郎に安堵されている。当村は西の草津村・前口(まえぐち)村(現草津町)などとともに草津谷とよばれ、三原衆の一人湯本氏領として沼田藩真田氏に認められていたと考えられる(→草津村)。万治二年(一六五九)沼田藩領分書上写では高三九石余。寛文郷帳では田方五斗余・畑方三九石余。寛文三年(一六六三)沼田藩領新検地控では一七八石余。貞享三年(一六八六)の検地帳(小雨区有文書)によると高六一石余、うち田方六斗余・畑方六〇石余で幕府領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by