小館塙(読み)おだてばな

日本歴史地名大系 「小館塙」の解説

小館塙
おだてばな

[現在地名]能代市落合字古悪戸

落合おちあい西南、米代川河口の右岸の地。今は一帯松林・藪地になっている。享保一五年(一七三〇)の「六郡郡邑記」に能代町は「永禄年中以前は川向小立塙辺に有由」とあり、延享(一七四四―四八)の頃成立した「秋田伝記能代故実」(伊頭園茶話)に秋田愛季が永禄二年(一五五九)に湊城に移ったのち「秋田浦之城代三浦兵庫守盛長等檜山城代大高勝澄を攻落し候時之乱に、野代も如何可成存野代住居のもの、少時向能代小館塙移候」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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