日本歴史地名大系 「小鳥屋町」の解説 小鳥屋町ことりやまち 石川県:金沢市金沢城下第四連区小鳥屋町[現在地名]金沢市橋場町(はしばちよう)材木(ざいもく)町(七丁目)と橋場町を結んで東外総構堀に架かる小鳥屋橋の近辺の通称。町名の由来は「鳥屋居る故の遺号ならん」(亀の尾の記)、「小鳥飼役の者住居したる遺名ならん」(稿本金沢市史)などとされる。元禄三年(一六九〇)の火災について記す「国事雑抄」に「小鳥町」、同じく「改作所旧記」に「鳥屋町」とみえ、同一二年の茶臼(ちやうす)山崩れや文化一三年(一八一六)の浅野川洪水の被災地としても町名があげられる(「改作所旧記」、「政隣記」加越能文庫)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by