小鹿谷村(読み)おしかだにむら

日本歴史地名大系 「小鹿谷村」の解説

小鹿谷村
おしかだにむら

[現在地名]東郷町小鹿谷

田畑たばたけ村の西に位置し、東郷川下流の平野山麓からなる。正嘉二年(一二五八)一一月作成の東郷庄下地中分絵図にみえる桂尾宮と守山宮は当地内にあったとみられ、桂尾かつらお森山もりやま地名が残る。藩政期の拝領高二三三石余。和田氏の給地(給人所付帳)。宝暦三年(一七五三)頃の河村郡村々明細帳(近藤家文書)によると朱高二四八石余、高二五三石余、うち畑高一四石余。免五ツ六分。悪田加損米四石。棟数二軒・役高四〇人。男二九・女二四、神職として荒井左兵衛を記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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