精選版 日本国語大辞典の解説
すくなびこな‐の‐かみ【少名毘古那神】
「記紀」「風土記」などに見える神。神皇産霊神(かみむすひのかみ)の子(古事記)とも、高皇産霊尊(たかみむすひのみこと)の子(日本書紀)ともいう。大国主命(大汝命)と協力して国作りを行ない、温泉を開発、医療・禁厭の法を定め、後に常世(とこよ)の国に去ったとされる。穀霊的性格が推定され、酒造の神としての伝承もある。少彦名命(すくなびこなのみこと)ともいう。
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