少時・小時(読み)しょうじ

精選版 日本国語大辞典 「少時・小時」の意味・読み・例文・類語

しょう‐じ セウ‥【少時・小時】

〘名〙
① ほんのわずかな時間暫時
内裏式(833)五月五日観馬射式「少時。大臣喚舎人二声」
※羽鳥千尋(1912)〈森鴎外〉「収穫と云ふ大戦争の前の少時(セウジ)の平和だなと思ふ」 〔資治通鑑‐晉紀三二〕
幼少の時。幼時。また、若い時。
蔗軒日録‐文明一八年(1486)四月八日「予少時読元人五雲漫稿云者」
草枕(1906)〈夏目漱石一一「少時、晁補之と云ふ人の記行文を読んで」 〔史記‐管仲伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android