尚古(読み)ショウコ

デジタル大辞泉 「尚古」の意味・読み・例文・類語

しょう‐こ〔シヤウ‐〕【尚古】

昔の文物制度にあこがれ、これらを尊ぶこと。「尚古趣味」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「尚古」の意味・読み・例文・類語

しょう‐こシャウ‥【尚古】

  1. 〘 名詞 〙 昔の文物、制度などを尊ぶこと。
    1. [初出の実例]「気学の習尚古より開け」(出典:明六雑誌‐四〇号(1875)養精神一説・一〈阪谷素〉)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐蕭穎士伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「尚古」の読み・字形・画数・意味

【尚古】しよう(しやう)こ

古を尊ぶ。また、上古。〔史記、十二諸侯年表序〕呂不は、秦の襄王の相となり、亦た上は古を春秋刪拾(さんしふ)し、六國の時事を集め、以て覽・六論・十二紀を爲(つく)り、呂氏春秋と爲す。

字通「尚」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の尚古の言及

【尚古思想】より

…古代というのは儒家の経典〈五経〉に描かれた時代,つまり夏,殷,周の3代を主として対象とする。〈尚古〉ということば自身は,《新唐書》に見え比較的新しいものであるが,その思想は〈述べて作らず,信じて古を好む〉(《論語》),〈古き訓(おしえ)に是れ式(のつと)る〉(《詩経》)をはじめ儒家の経典に散見する。またその経典は永久不変のもの〈不刊之書〉としての地位をもっていた。…

※「尚古」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android