尻端折(読み)しりはしおり

精選版 日本国語大辞典 「尻端折」の意味・読み・例文・類語

しり‐はしおり‥はしをり【尻端折】

  1. 〘 名詞 〙しりはしょり(尻端折)
    1. [初出の実例]「四っ手の翼の自在を得ざれはぱっち尻端折(シリハシヲリ)悋惜(しわみ)を用ひ」(出典洒落本・蛇蛻青大通(1782))

しりっ‐ぱしょり【尻端折】

  1. 〘 名詞 〙 「しりはしょり(尻端折)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「随分尻(シリ)ッ端折(パショ)りで、夫(それ)こそ御釜の御尻迄洗ったもんだが」(出典:道草(1915)〈夏目漱石〉四)

しり‐はしょり【尻端折】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しりばしょり」とも ) きもののすそをまくり上げて、帯の後ろにはさんでとめること。しりは。しりからげ。しりつまげ。しりはしおり。しりっぱしょり。
    1. [初出の実例]「尻端折(シリハショリ)」(出典:咄本・鹿の子餠(1772))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む