尽果てる(読み)ツキハテル

デジタル大辞泉 「尽果てる」の意味・読み・例文・類語

つき‐は・てる【尽(き)果てる】

[動タ下一][文]つきは・つ[タ下二]全く尽きる。すっかりなくなる。「精も根も―・てる」「愛想が―・てる」
[類語]尽きる絶え果てる消え果てる朽ち果てる

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精選版 日本国語大辞典 「尽果てる」の意味・読み・例文・類語

つき‐は・てる【尽果】

  1. 〘 自動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]つきは・つ 〘 自動詞 タ行下二段活用 〙 全く尽きる。すべてなくなってしまう。たえはてる。
    1. [初出の実例]「ことの葉もなみだもいまはつきはててただつれづれとながめをぞする」(出典:宇津保物語(970‐999頃)菊の宴)
    2. 「親たちもげにことわりと思ひなげくに、中々、心もつきはてぬ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)松風)

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