コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

尾平鉱山 おびらこうざん

2件 の用語解説(尾平鉱山の意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

尾平鉱山【おびらこうざん】

大分県緒方町(現・豊後大野市)南部の祖母(そぼ)山地中にある鉛,銅,スズ鉱山。本格的な稼行は江戸時代に入ってからで,17世紀後半が最盛期。以後次第に衰退した。江戸時代は岡藩の支配下にあったが,1903年から蔵内金属鉱業,1935年から三菱金属鉱業が銅,スズの採掘と精錬を始めた。
→関連項目緒方[町]

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

尾平鉱山
おびらこうざん

大分県豊後大野(ぶんごおおの)市緒方(おがた)町地区にあった鉱山。祖母山麓(そぼさんろく)、標高約700メートルにあり、1547年(天文16)の発見といわれ、岡藩では1647年(正保4)錫(すず)山を開き、寛保(かんぽう)年間(1741~1744)にもっともにぎわった。『豊後国志(ぶんごこくし)』には「往時多く銀銅錫鉛を産す。廃坑処々(しょしょ)に之(これ)有り。今僅(わず)かに錫を出す。最も精良也(なり)」とある。1903年(明治36)蔵内(くらうち)鉱業、1935年(昭和10)三菱(みつびし)鉱業により開発。1944年錫鉱業整備令で休山。朝鮮戦争時の1950年(昭和25)再開したが、1954年休山した。現在、休山に伴う閉校の小学校跡に祖母山麓尾平青少年旅行村があり、祖母山登山、自然探勝の基地となっている。[兼子俊一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の尾平鉱山の言及

【緒方[町]】より

…南部は祖母・傾(かたむき)山系に囲まれた山岳地帯で,シイタケの一大産地となっている。奥岳川上流域にはかつて銀,銅,スズを産した尾平(おびら)鉱山があったが,1954年閉山した。国指定史跡の緒方宮迫東石仏・西石仏,国指定重要民俗資料の尾崎の石風呂,縄文時代の大石遺跡などがあり,南部山岳地帯は祖母傾国定公園に属する。…

※「尾平鉱山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

尾平鉱山の関連キーワード大野市豊後大野市豊後豊後大野養祖母デトロイト・メタル・シティ自治体が経営する豊後大野市内の2病院統合問題緒方惟義志賀能郷美濃局

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

尾平鉱山の関連情報