日本大百科全書(ニッポニカ) 「尾白川渓谷」の意味・わかりやすい解説
尾白川渓谷
おじろがわけいこく
山梨県北杜市(ほくとし)白州町(はくしゅうまち)地区を流下する尾白川の中流部にある渓谷。「おじらがわ」ともよび、また尾白峡谷、尾白渓谷ともいわれている。駒ヶ岳(こまがたけ)北面から流下し、台ヶ原付近で釜無(かまなし)川に合流するこの川は急短で、河床の勾配(こうばい)は100分の20~30に達し、中流より奥には滝や早瀬が多い。駒ヶ岳山麓(さんろく)の駒ヶ岳神社から不動滝の間約3キロメートルに遊歩道がつけられている。神蛇(じんじゃ)滝、不動滝は著名。県立南アルプス巨摩自然公園北部の景勝地である。夏はJR中央本線韮崎(にらさき)駅から車で30分。
[吉村 稔]
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