尾野山城跡(読み)おのやまじようあと

日本歴史地名大系 「尾野山城跡」の解説

尾野山城跡
おのやまじようあと

[現在地名]丸子町大字生田

尾野山村の西方小牧山の峰続きにあたり小字城平の城山にある山城。千曲川よりの比高およそ三〇〇メートル。古来尾山おやま城の通称でよばれ、上田・真田海野小諸・依田窪などを一望できる。

「将門記」によると、天慶元年(九三八)に平将門は平貞盛を追撃して小県郡国分寺河原で一戦を交えた。このとき貞盛が逃れた地が尾野山と推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android