尾長天満宮
おながてんまんぐう
[現在地名]東区山根町
尾長山の南中腹、国前寺の西北に鎮座。祭神は菅原道真ほか三〇余柱。旧村社。「知新集」には寛永年間(一六二四―四四)広島藩主浅野長晟に召された京の連歌師松尾甚助(忠正)が、霊夢によって尾長山奥の菅大臣山にあった小社を現在地に移し、同一七年天満宮を建立したと記す。境内に愛宕社・貴船社など多数の末社を有し、広島城下皆実新開(現南区)の竪岩社、大須賀村稲荷社などをその抱えとする有力神社であった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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