局口(読み)つぼねぐち

精選版 日本国語大辞典 「局口」の意味・読み・例文・類語

つぼね‐ぐち【局口】

〘名〙
① 局①の出入口屏風障子などを立てめぐらして、臨時の囲いを設けた、その出入口
紫式部日記(1010頃か)寛弘五年秋「御屏風一双をひきつぼね、つぼねくちには几帳をたてつつ」
宮中貴人邸宅などで、女官・女中の出入りする所。
鳴門中将物語(13C後)「我がみつぼねぐちにて女房と物仰せらるるを」
③ 局⑥の出入口。
※俳諧・類柑子(1707)上「夕がほやまだき灯さぬ局口〈秋航〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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