居合抜(読み)いあいぬき

精選版 日本国語大辞典 「居合抜」の意味・読み・例文・類語

いあい‐ぬき ゐあひ‥【居合抜】

〘名〙
歌舞伎幼稚子敵討(1753)六「どいつでも妨すると脳頭から桶据迄、ト居合抜」
② 長い刀を抜いて見せる芸。また、それをする人。江戸時代盛り場大道で芸を見せて人を寄せ、薬や歯みがきを売った。
洒落本・青楼昼之世界錦之裏(1791)「懸盤杯台茶台のうへに茶碗をのせ、さも居合(ヰアイ)ぬきの踏台のごとく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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