デジタル大辞泉 「踏台」の意味・読み・例文・類語 ふみ‐だい【踏(み)台】 1 高い所の物を取ったり、高い所に上るために足場とする台。足つぎ。踏みつぎ。2 ある目的のための足がかりとして利用すること。「同僚を出世の踏み台にする」3 不正アクセスの中継点として悪用されるコンピューター。遠隔操作ウイルスに感染したり、バックドアが設けられたりして、悪意ある第三者に外部からインターネット経由で遠隔操作されるコンピューターをさす。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「踏台」の意味・読み・例文・類語 ふみ‐だい【踏台】 〘 名詞 〙① 足場にする台。高い所の物を取ったり、高い所に上がったりするときに用いる足つぎの台。足つぎ。ふみつぎ。[初出の実例]「屏風ひらいて太子伝説〈湖月〉 踏台を割ればきゃらなり蔵さがし〈荷月〉」(出典:俳諧・みとせ草(1697))② ( 比喩的に用いて ) 目的達成のために一時的に利用するもの。足がかり。こしかけ。[初出の実例]「今の世の中はむかしの事を踏台(フミダイ)にして段々その上へその上へと登って往くかたち」(出典:滑稽本・浮世床(1813‐23)初)③ 物を回転させたり動かしたりする動力源として繰り返し踏み続ける板。ペダル。[初出の実例]「ガラガラとミシンの踏み台をふみながら」(出典:子を貸し屋(1923)〈宇野浩二〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例