古く促音の表記が一定でなかったことから生じた語形。特に、促音とn音とは、もともと表記上区別されず促音は、仮名文献では、古くは無表記であるのが一般的であり、同じくn音も無表記であるのが一般的であった。また、tとnの音は、調音点が近く、それぞれ「レ」という同じ符号で示されることがあった。このような促音とn音との表記上の混同を背景として、「くす」「くんず」の両表記が生じたものと考えられる。
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...