屋子母村(読み)よーむむら

日本歴史地名大系 「屋子母村」の解説

屋子母村
よーむむら

[現在地名]知名屋子母やこも

知名じんにや村の西に位置し、集落はふう山山麓の隆起珊瑚礁段丘上に形成される。集落後方には二段目の段丘が尾根となって続きテーヌヤマといわれる。正保琉球国絵図には当村付近に山稜が描かれ、「おかミ山」と溜池が記されている。古くは御嶽信仰があったと考えられる。初め大城ふうぐすく間切、安政四年(一八五七)からひがし方に属した。明和八年(一七七一)頃上溜池が掘られた(沖永良部島沿革誌私稿)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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