屠蘇袋(読み)トソブクロ

デジタル大辞泉 「屠蘇袋」の意味・読み・例文・類語

とそ‐ぶくろ【××蘇袋】

屠蘇酒をつくるとき、屠蘇散を入れて酒・みりんに浸す袋。紅絹もみまたは白絹三角形に縫って作る。使ったあと、井戸に投げ込む風習があった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「屠蘇袋」の意味・読み・例文・類語

とそ‐ぶくろ【屠蘇袋】

〘名〙 屠蘇散を入れて酒・みりんに浸す袋。紅絹(もみ)または白絹をうろこ形の三角形に縫って使う。飲み終わったら袋は残りかすをいれたまま井戸に投げ込む風習があった。《季・新年》
※俳諧・雑巾(1681)春「屠蘇袋世や赤染が栄花の春〈一味〉」

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