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 くれない

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色名がわかる辞典の解説

くれない【紅】

紅色べにいろ

出典|講談社
(C)Kodansha 2011.
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デジタル大辞泉の解説

くれない〔くれなゐ〕【紅】

《「くれ(呉)のあい(藍)」の音変化》
鮮明な赤色。特に、紅花の汁で染めた色。「夕日が空をに染める」
ベニバナの別名。末摘花(すえつむはな)。
「よそのみに見つつ恋ひなむ―の末摘む花の色に出でずとも」〈・一九九三〉
香の名。伽羅(きゃら)の一種。

こう【紅】

くれない。くれない色。べに色。
「其顔色青(せい)を含み眼辺に―を帯ぶ」〈織田訳・花柳春話

こう【紅】[漢字項目]

[音]コウ(漢) (慣) グ(呉) [訓]べに くれない あか
学習漢字]6年
〈コウ〉
鮮やかな赤色。くれない。「紅顔紅茶紅潮紅白紅葉暗紅鮮紅淡紅
べに。「紅粉
女性。女性の。「紅涙紅一点
(「工」と通用)仕事。特に、女の仕事。「女紅
〈ク〉くれない。「真紅
〈くれない〉「薄紅唐紅
〈べに〉「口紅頬紅(ほおべに)
[名のり]いろ・くれ・もみ
[難読]紅蓮(ぐれん)百日紅(さるすべり)紅型(びんがた)紅絹(もみ)紅裏(もみうら)

べに【紅】

紅色の顔料。ベニバナ花びらから製したもの。絵の具・染料・化粧品や食品の着色料などに用いる。
紅色。くれない。
口紅。また、ほお紅。「をさす」「を引いた唇」
紅花のこと。

もみ【紅/紅絹】

ベニバナをもんで染めるところから》紅(べに)で染めた無地の平絹。女物長着の胴裏や袖裏に用いる。もみぎぬ。

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監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
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百科事典マイペディアの解説

紅【べに】

ベニバナからとる赤い色素。主成分カルタミンで,古くから化粧料,画料,染料とされた。花弁を圧搾して餅(もち)紅(板紅)を作り,灰汁(あく)に浸して色素を析出,酸を加えて沈殿させ絹布でこす。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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デジタル大辞泉プラスの解説

紅(くれない)

日本のポピュラー音楽。歌は日本のバンド、X(エックス)。1989年発売。作詞・作曲:YOSHIKI。第22回日本有線大賞最優秀新人賞受賞。

出典|小学館
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大辞林 第三版の解説

くれない【紅】

〔「呉くれの藍あい」の転〕
鮮やかな赤色。紅花の汁で染めた色。 「 -の薔薇ばら」 「 -に染まる」
ベニバナ。末摘花すえつむはな。 「 -の花にしあらば衣手に染め付け持ちて行くべく思ほゆ/万葉集 2827

こう【紅】

くれない。べに色。
[句項目]

べに【紅】

紅色。くれない。 「 -の緒」
口紅。あるいは頰紅。 「 -をつける」 「 -をさす」 「 -を引く」

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


べに

ベニバナの花からとる紅色の色素。ベニバナは黄と紅の二つの色素を含み、その特色は、紅色素は水には溶けないが、アルカリ性の液には溶け、これに酸を加えて沈殿させてとる。わが国では山形市郊外がその代表的な産地で、俗に「最上(もがみ)の紅花(べにばな)」といわれている。紅は布帛(ふはく)類を紅染めにしたり、化粧の材料にしたり、食料品を赤く染めて祝儀に用いたりする。紅染めにするには、ベニバナを水に浸して黄色素が出るのをみて袋に入れ、これをもみ出す。半日以上経過してから、アルカリ剤を加えて放置しておく。一晩たって、これを絞ると花が白くなり、水は褐色を呈するようになる。この水に、さらに酸を加えると鮮紅色となる。この中に布帛を入れて、しばらく放置したものを薄い酢酸液に浸し、水洗いして乾燥するとできあがる。この方法を繰り返すとしだいに濃くなり、望む色合いが出るようになる。[遠藤 武]

化粧紅

化粧用の紅はまず紅餅(もち)づくりから始まる。7月上旬に黄色いベニバナの花をむしり取り、水で洗って花の毛羽を取り去り、これを足で踏んでから莚(むしろ)を敷いた箱に広げて、一晩ねかせると花は発酵して赤くなる。これを臼(うす)で搗(つ)いて餅のようにし、両手で団子のように丸め、この上から莚をかけて踏むと、平たい餅の形となる。これが紅餅で、乾燥させたものを紅屋に運ぶのである。紅屋では、紅餅を一晩水につけて黄色素を絞り、残った餅に木灰(アルカリ)を加え、ぬるま湯を注いでその上澄みをとる。さらに木灰を加えて何回となく絞り、夾雑物(きょうざつぶつ)を取り去るために麻布を入れ、少しずつ酸を加えて麻に染め付けてから、これをろくろで水切りをし、固まった麻に酸を加えて絞ると、赤黒い液が得られる。これに酸を加えると液は真っ赤となり、紅分が沈殿する。これを羽二重(はぶたえ)で漉(こ)すと紅が残る。これを猪口(ちょこ)、茶碗(ちゃわん)などに塗り付けたものが小町紅で、江戸時代には寒(かん)に売り出されるのをとくに寒紅とか丑紅(うしべに)と称し、女性たちは競って購入した。[遠藤 武]

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