層倍(読み)ソウバイ

デジタル大辞泉 「層倍」の意味・読み・例文・類語

そう‐ばい【層倍】

[接尾]助数詞。数を表す漢語に付いて、その倍数だけあることを表す。「三層倍の価」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「層倍」の意味・読み・例文・類語

そう‐ばい【層倍・増倍・相サウ倍・双サウ倍】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 二倍にふえること。また、分量程度が倍加すること。
    1. [初出の実例]「南都馬借令僧倍」(出典経覚私要鈔‐宝徳三年(1451)一二月五日)
  2. [ 2 ] 〘 接尾語 〙 数を表わす漢語に付いてその倍数だけあることを示す。「倍」を強めたいい方。
    1. [初出の実例]「仍為三相倍分引給候」(出典:親長卿記‐文明一五年(1483)五月三日)
    2. 「高くうる程に五さう倍(ハイ)の利をとる」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)八)

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