助数詞(読み)ジョスウシ

デジタル大辞泉の解説

じょ‐すうし【助数詞】

接尾語の一。数量を表す語につけて、数えられる物の性質や形状などを示す。「ひとつ・ふたつ」の「つ」、「一本・二本」の「本」、「一枚・二枚」の「枚」などの類。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

助数詞
じょすうし

「5(にん)」、a cup of coffee(1のコーヒー)のように、数詞に伴って事物の数量表現に用いられ、また「1」、three times(3)のように数詞についてその動作の度量を表すことば。日本語の「助数詞」という言い方は、auxiliary numeralの訳として成立したようであるが、多くの言語における類別詞classifierに相当するものである。ただし、「3の学生」「1の木」の「人(にん)」や「本(ぽん)」を、「学生」や「木」の類を表しているというのは、きわめて一面的な見方であり、その点では日本語の助数詞という言い方が正確である。中国語では、数量のうち量のほうを表すとして「量詞」とよぶ言い方が普通となった。ただし、アジア大陸で話されている多くの、いわゆる孤立語では、名詞の形態変化がほとんどないので、それを補うための、名詞の標識のようになっていることが多い。

[橋本萬太郎]

『橋本萬太郎著『言語類型地理論』(1978・弘文堂)』『Joseph H. GreebergNumeral Classifiers and Substantival Number――Problems in the Genesis of a Linguistic Type;Working Papers on Language Universals, No.9 (1972)』

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精選版 日本国語大辞典の解説

じょ‐すうし【助数詞】

〘名〙 数量を表わす語に添える接尾語。数えられる事物の性質・形状に従って選択される。「ふたつ」「自動車三台」「たんす二棹(さお)」「一〇個」「五本」「二枚」の「つ」「台」「棹」「個」「本」「枚」など。なお、単位を示す「尺」「メートル」「円」などもこれに含める場合がある。
※新撰国文典(1897)〈和田万吉〉二「『つ』といふ助数詞を用ゐることあり」

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