山を抜く(読み)ヤマヲヌク

精選版 日本国語大辞典 「山を抜く」の意味・読み・例文・類語

やま【山】 を 抜(ぬ)

  1. ( 「史記‐項羽本紀」に見える故事で、劉邦天下を争った項羽が、戦い利あらず、垓下で包囲され、四面楚歌を聞いて自ら運命の非をさとり、愛妾虞美人を前にうたった、いわゆる「垓下歌」の「力抜山兮気蓋世、時不利兮騅不逝」から ) 力が強大で山を抜き取るほどである。
    1. [初出の実例]「項羽が山を抜(ヌ)く力、魯陽が日を返す勢有共、此堅陣に懸入て戦ふ可しとは見えざりけり」(出典太平記(14C後)二六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む