日本大百科全書(ニッポニカ) 「山中渓温泉」の意味・わかりやすい解説 山中渓温泉やまなかだにおんせん 大阪府南西部、阪南市(はんなんし)にある温泉。和泉(いずみ)山脈の縦谷山中川に沿う。泉質は鉄分を含む硫黄泉で、加熱して利用する。中世は熊野街道(くまのかいどう)に沿い熊野参詣(さんけい)者の憩いの場、近世は和歌山藩の参勤交代の際の宿場として知られた。JR阪和(はんわ)線山中渓駅下車。現在宿泊施設はない。[位野木壽一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例