山口勇子(読み)ヤマグチ ユウコ

20世紀日本人名事典 「山口勇子」の解説

山口 勇子
ヤマグチ ユウコ

昭和・平成期の小説家,児童文学作家 元・原水爆禁止日本協議会代表。



生年
大正5(1916)年10月22日

没年
平成12(2000)年1月3日

出生地
広島県広島市

学歴〔年〕
広島女学院専門学校中退

主な受賞名〔年〕
多喜二・百合子賞(第1回)〔昭和57年〕「荒れ地野ばら」

経歴
戦後、原爆孤児の救援活動に参加したことから、“戦争と人間”をテーマとした創作をはじめ、広島の同人誌「子どもの家」に参加。その後、原水爆禁止日本協議会代表理事となり反核運動にとりくむ一方、日本民主主義文学同盟に所属して創作活動もつづける。東京・上野公園のモニュメント「原爆の火」設立の発起人にもなった。主な作品に「少女期」「かあさんの野菊」「人形マリー」「おこりじぞう」「荒れ地野ばら」「原爆の火の長い旅」「ヒロシマの火」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山口勇子」の解説

山口勇子 やまぐち-ゆうこ

1916-2000 昭和後期-平成時代の作家。
大正5年10月22日生まれ。広島で原爆孤児救援活動に参加し,原水爆禁止日本協議会理事をつとめながら創作を手がける。被爆体験をもとにした児童文学作品に「おこりじぞう」,長編小説に「荒れ地野ばら」(昭和57年多喜二・百合子賞)など。平成12年1月3日死去。83歳。広島県出身。広島女学院専門学校中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「山口勇子」の解説

山口 勇子 (やまぐち ゆうこ)

生年月日:1916年10月22日
昭和時代;平成時代の作家。原水爆禁止日本協議会代表
2000年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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