山吹匂(読み)ヤマブキニオイ

デジタル大辞泉 「山吹匂」の意味・読み・例文・類語

やまぶき‐におい〔‐にほひ〕【山吹匂】

女房装束、または懐紙などのかさねの色目の名。上を濃い山吹色に、しだいに下を薄い色にしたもの。女房の装束では、この下に青のひとえを着る。

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精選版 日本国語大辞典 「山吹匂」の意味・読み・例文・類語

やまぶき‐におい‥にほひ【山吹匂】

  1. 〘 名詞 〙 女房の装束、または懐紙などの襲(かさね)色目の名。上を山吹色に、次第に下を薄い色にしたもの。女房の装束には、この下に青い単(ひとえ)を着る。春用いる。やまぶきのにおい。
    1. [初出の実例]「山吹匂五青単 紅打衣、萠木表着」(出典:兵範記‐仁平二年(1152)正月二五日)

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