山吹瀬(読み)やまぶきのせ

日本歴史地名大系 「山吹瀬」の解説

山吹瀬
やまぶきのせ

「万葉集」巻九の「宇治河作歌二首」のうちの

<資料は省略されています>

に基づく歌枕。第二、三句目は普通「山吹の瀬の鳴るなへに」と読まれるが、山吹瀬を地名とすることには疑問がもたれている。

これを地名とする理解は、現存最古の「万葉集」注釈書「秘府本万葉集抄」が成立したといわれる平安末期頃からと思われ、同書は「ヤマフキノセトハ宇治川ニ有名所也」と記し、鎌倉中期の「仙覚抄」も地名として伝える。歌学書では「五代集歌枕」が「瀬」の項に「山ぶきのせのひゞくなべ」と訓読し、また「或本山フクセヾノナルナベニ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む