山壑(読み)サンガク

デジタル大辞泉 「山壑」の意味・読み・例文・類語

さん‐がく【山×壑】

山と谷。山谷
「風颯々として―をうごかし」〈蘆花自然と人生

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精選版 日本国語大辞典 「山壑」の意味・読み・例文・類語

さん‐がく【山壑】

  1. 〘 名詞 〙 山と谷。山谷。
    1. [初出の実例]「唯さんがくをはしりまはり、枯木の枝を伝ひ、御身をかろめ給ひけり」(出典:幸若・未来記(室町末‐近世初))
    2. [その他の文献]〔沈約‐謝斉竟陵王教撰高士伝啓〕

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普及版 字通 「山壑」の読み・字形・画数・意味

【山壑】さんがく

山と谷。谿谷。〔水経注水〕或いは傾岑(けいしん)徑を阻(はば)み、或いは廻巖(くわいがん)谷をす。風條(木の枝)を鳴らし、山壑(とも)にく。

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