山小川村(読み)やまおがわむら

日本歴史地名大系 「山小川村」の解説

山小川村
やまおがわむら

[現在地名]北茨城市関本せきもと小川おがわ

多賀山地の高山が連なり、四時しとき川の上流、和尚おしよう山麓にわずかな盆地が開ける。東は才丸さいまる村で、平方ひらかた街道は急峻な峠を越えて当村に至り、山越で西の棚倉たなぐら城下(現福島県東白川郡棚倉町)へと続く。

文禄四年(一五九五)岩城領検地目録(静嘉堂文庫蔵)に「百四拾壱石七斗九升八合 (車領)山ノ小川村」とみえる。享保一四年(一七二九)村差出帳(北茨城市役所蔵)には戸数五二・人数二五三、馬六〇、「当村より棚倉才丸方へ商荷物等付送り申候。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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