山崎晃嗣(読み)ヤマザキ アキツグ

20世紀日本人名事典 「山崎晃嗣」の解説

山崎 晃嗣
ヤマザキ アキツグ

昭和期の金融業者 光クラブ社長。



生年
大正12(1923)年10月

没年
昭和24(1949)年11月24日

出生地
千葉県木更津市

学歴〔年〕
東京帝大法学部

経歴
昭和18年東大法学部に進む。学徒動員の後21年東大に復学。23年中野に金融機関・光クラブを創立。24年銀座に進出、資本金600万円、社員30人の会社に成長するが、物価統制令違反で検挙、債権者たちから資金の取り立てをくい、破産前夜の同11月青酸カリで服毒自殺。北原武夫「悪の華」、三島由紀夫「青の時代」のモデル

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山崎晃嗣」の解説

山崎晃嗣 やまざき-あきつぐ

1923-1949 昭和時代後期の金融業者。
大正12年10月生まれ。陸軍主計少尉で終戦,東京帝大に復学して金融会社光クラブを設立。急成長をとげたが物価統制令違反で検挙される。債権者の取り立てにあい,破産前夜の昭和24年11月24日服毒自殺。27歳。三島由紀夫「青の時代」のモデル。千葉県出身。
格言など】貸借法すべて清算カリ自殺(遺書)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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