朝日日本歴史人物事典 「山彦栄子」の解説
山彦栄子
生年:天保9(1838)
江戸後期から大正にかけての河東節の三味線方。本名大深てい。江戸柳橋の藤岡という船宿の出身。9代目十寸見河東とその妻山彦文子の弟子といわれ,幕末から明治のはじめごろに河東節を伝承し後世に伝えるという大きな役割を果たした。女性の弟子を多く育て,その一派は俗に藤岡派と呼ばれた。
(吉野雪子)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
(吉野雪子)
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