…南北朝時代末期に室町幕府が延暦寺の衆徒統制のために作った組織。メンバーには,当時山徒と呼ばれていた衆徒らのうちで特に強勢な者が選ばれた。延暦寺の衆徒は,南北朝の内乱の初め,後醍醐天皇方について足利尊氏ら武家勢力を悩まして以来,南北朝時代を通じことあるごとに嗷訴(ごうそ)をもって室町幕府,北朝を威嚇し,その統制は幕府の積年の懸案であった。…
※「山徒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...