山徒(読み)サント

大辞林 第三版の解説

さんと【山徒】

比叡山の下級僧侶。寺の雑事や警備、荘園の会計事務などに従事。僧兵として出動し、山法師などとも呼ばれた。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

さん‐と【山徒】

〘名〙 比叡山延暦寺の衆徒。山法師。
※平治(1220頃か)中「比叡山には信頼・義朝うちまけて、〈略〉山徒の手にかかりかひなき死をせんずるこそ口惜しけれと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の山徒の言及

【山門使節】より

…南北朝時代末期に室町幕府が延暦寺の衆徒統制のために作った組織。メンバーには,当時山徒と呼ばれていた衆徒らのうちで特に強勢な者が選ばれた。延暦寺の衆徒は,南北朝の内乱の初め,後醍醐天皇方について足利尊氏ら武家勢力を悩まして以来,南北朝時代を通じことあるごとに嗷訴(ごうそ)をもって室町幕府,北朝を威嚇し,その統制は幕府の積年の懸案であった。…

※「山徒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

公示地価

地価公示法(昭和44年法律第49号)に基づき、国土交通省が毎年1回公示する標準地の価格のこと。「住宅地」「商業地」「宅地見込地」「準工業地」「工業地」「市街化調整区域内宅地」「市街化調整区域内林地」に...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android