山月(読み)サンゲツ

精選版 日本国語大辞典 「山月」の意味・読み・例文・類語

さん‐げつ【山月】

  1. 〘 名詞 〙 山上に出た月。
    1. [初出の実例]「渓風吹木揺秋思、山月穿窓訪夜禅」(出典扶桑集(995‐999頃)七・余昨日奉和安才子書懐之詩〈略〉吟以和之〈橘在列〉)
    2. [その他の文献]〔王勃‐夜興詩〕

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普及版 字通 「山月」の読み・字形・画数・意味

【山月】さんげつ

山上の月。唐・李白〔静夜思〕詩 牀の光 疑ふらくは是れ地上の霜かと 頭を擧げて山み 頭を低(た)れて故を思ふ

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