デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山田宗久」の解説 山田宗久 やまだ-むねひさ ?-? 鎌倉時代の武士。島津氏の一族。建治(けんじ)2年(1276)薩摩(さつま)(鹿児島県)谷山郡の地頭職を父よりつぐ。弘安(こうあん)10年ごろ谷山郡司谷山資忠(すけただ)との間に相論(訴訟)がおこり,正中(しょうちゅう)2年和議成立後,地頭職を子らにゆずった。法名は道慶。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
朝日日本歴史人物事典 「山田宗久」の解説 山田宗久 生年:生没年不詳 鎌倉後期の南九州の地頭。薩摩国(鹿児島県)守護島津氏の一族で,薩摩国谷山郡地頭を相伝する山田氏の祖。忠真(忠実)の次男。出家名道恵。同郡山田・上別府地頭で,同郡司谷山資忠と弘安1(1278)年より所務の相論を始め半世紀間繰り返した。正平9(1354)年譲状で嫡子親忠らに所領を譲った。 (三木靖) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報