山田庄村(読み)やまだのしようむら

日本歴史地名大系 「山田庄村」の解説

山田庄村
やまだのしようむら

[現在地名]邑久町山田庄

山手やまて村の西、尾張おわり村の北にある。中世山田庄の遺称地。寛永備前国絵図に山田庄村とみえ、高一千四五五石余。正保郷帳には枝村として山田村北山きたやま村が載る。「備陽記」では田畑九一町三反余、家数一二五・人数六八七、枝村にはら北山とある。文化年間の「岡山藩領手鑑」によれば直高二千五四八石余で、うち五一〇石余が蔵入、残りが家臣一九名の給地となっており、分割所有が著しい。反別は田七四町六反余・畑一六町五反余、家数一〇三・人数四六〇、牛三三、社方家二、宮六(社領三石三斗)、樋二九(守給一石四斗)、石橋二・土橋二〇、池六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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