20世紀日本人名事典 「山田智彦」の解説
山田 智彦
ヤマダ トモヒコ
- 生年
- 昭和11(1936)年3月23日
- 没年
- 平成13(2001)年4月17日
- 出生地
- 神奈川県横浜市
- 出身地
- 岐阜県岐阜市
- 学歴〔年〕
- 早稲田大学文学部独文科〔昭和33年〕卒,早稲田大学大学院独文科修士課程修了
- 主な受賞名〔年〕
- 文学界新人賞佳作(第24回)〔昭和42年〕「犬の生活」,毎日出版文化賞〔昭和51年〕「水中庭園」
- 経歴
- 昭和33年東京相互銀行(現・東京相和銀行)に入行し、銀行員との二足のワラジをはきながら小説を精力的に書き続けた。社長室次長、総合企画室特別部長、監査役を経て、平成6年顧問。11年同行破綻に伴い退職。純文学畑から出発し、「予言者」「父の謝肉祭」などの作品で芥川賞候補に。銀行員の体験を生かした「重役室25時」「銀行頭取」「銀行合併」などの企業小説、経済小説や時代小説を執筆した。他に短編集「結婚生活」「家を出る」「実験室」「青年の領域」「魔の時間への旅」「水中庭園」「人間関係」、歴史小説「蒙古襲来」「義経の刺客」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報