経済小説(読み)けいざいしょうせつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「経済小説」の意味・わかりやすい解説

経済小説
けいざいしょうせつ

1960年代からの高度経済成長時代を背景に登場してきた小説の一ジャンル。それまで主に政治とのかかわりでうんぬんされてきた「組織と人間」の問題が,経済の側面から追求されるようになったものである。城山三郎の『総会屋錦城』 (1958年) ,『小説日本銀行』 (62年) ,『鼠』 (66年) などの成功をうけて,梶山季之,邦光史郎,清水一行,高杉良らが続いた。その作品は,産業スパイもの,サラリーマンもの,企業小説と多岐にわたり,現代の世相風俗を取り込み,都市サラリーマンに広く受け入れられている。

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