刺客(読み)シカク

デジタル大辞泉の解説

し‐かく【刺客】

《「しきゃく」「せっかく」とも》
暗殺する人。暗殺者。
党の規律に反し離党した議員に対し選挙での公認を与えず、失脚をねらって党本部が送り込んだ対立候補。
[補説]2は、平成17年(2005)の衆院選で、自民党本部が郵政民営化に反対した自党議員に対してとった処置に始まる。
書名別項。→刺客

し‐きゃく【刺客】

しかく(刺客)

せっ‐かく〔セキ‐〕【刺客】

しかく(刺客)

しかく【刺客】[書名]

藤沢周平による時代小説シリーズ「用心棒日月抄」の第3作。昭和56年(1981)から昭和58年(1983)、「小説新潮」誌に断続的に連載。単行本は昭和58年(1983)に刊行。

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世界大百科事典 第2版の解説

しきゃく【刺客 cì kè】

中国では,主君あるいは雇主から精神的物質的なさまざまな恩恵を受けた人物が,その恩義に報いるため,あるいは施与に対する報酬契約を履行するために,主君ないし雇主に代わって,その仇とする権力者を刺殺しようと試みる場合,この人物を刺客という。〈〉,とくに〈俠客〉の一種である。〈せきかく〉とも訓ずる。さしむけられる刺客の数は,ねらわれる相手の社会的状況や刺殺の方法によって実際にはさまざまであろうが,司馬遷が《史記》の中で〈刺客列伝〉を作って取り上げているのは,主君と最も深い信頼関係にある1人の人物が,刺客としてほとんど単身で死地に赴く場合である。

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大辞林 第三版の解説

しかく【刺客】

暗殺をする人。しきゃく。せっかく。 「 -をさしむける」

しきゃく【刺客】

せっかく【刺客】

〔「せき」は漢音〕
しかく(刺客)」に同じ。 「 -の刃やいばに命を隕おとした/渋江抽斎 鷗外

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精選版 日本国語大辞典の解説

し‐かく【刺客】

〘名〙 人を暗殺する人。殺し屋。しきゃく。せっかく。
※神皇正統記(1339‐43)下「而神拝畢退出之処、彼宮別当公暁設刺客之」
※読本・英草紙(1749)二「船中の人々騒ぎ給ふな。某盗賊刺客(シカク)(〈注〉ヒトコロシ)の類(たぐひ)にあらず」 〔史記‐袁盎伝〕

し‐きゃく【刺客】

※戊辰物語(1928)〈東京日日新聞社会部〉維新前後「江戸へ戻った清河は、板倉周防守の命による刺客(シキャク)につけ廻されるやうになった」

せき‐かく【刺客】

せっ‐かく セキ‥【刺客】

※史記抄(1477)一一「刺(し)客とも刺(セキ)客ともよむものぞ。をそろしい人にたのまれて人を殺つなんどするものぞ」
※食堂(1910)〈森鴎外〉「刺客(セキカク)になっても、人を殺しても、なんの為めに殺すなんといふ理窟はいらないのだ」
[補注]「せき」「し」ともに「刺」の漢音

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世界大百科事典内の刺客の言及

【刺客】より

…中国では,主君あるいは雇主から精神的物質的なさまざまな恩恵を受けた人物が,その恩義に報いるため,あるいは施与に対する報酬契約を履行するために,主君ないし雇主に代わって,その仇とする権力者を刺殺しようと試みる場合,この人物を刺客という。〈〉,とくに〈俠客〉の一種である。…

【刺客】より

…中国では,主君あるいは雇主から精神的物質的なさまざまな恩恵を受けた人物が,その恩義に報いるため,あるいは施与に対する報酬契約を履行するために,主君ないし雇主に代わって,その仇とする権力者を刺殺しようと試みる場合,この人物を刺客という。〈〉,とくに〈俠客〉の一種である。…

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