山立御嶽(読み)やまだていうたき

日本歴史地名大系 「山立御嶽」の解説

山立御嶽
やまだていうたき

[現在地名]城辺町友利

友利ともり集落内、集落センターの北方約一〇〇メートルの畑地の一角、雑木林中にある。建物はなく、イベには石の香炉が数個ある。地元ではヤマダチムトゥ(山立元)ともいう(平良市史)祭神は「琉球国由来記」によれば「女神。オタハル」で、「船路、且、諸願ニ付、城四ケ村崇敬仕ル」という。現在は旧暦二月・八月のユーダミニガイ(世鎮めの願い)、三月・四月・六月のプーイニガイ(豊饒願い)、一月・六月・一二月のタスキニガイ(助け願い)などが行われている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android