山蟻(読み)ヤマアリ

デジタル大辞泉 「山蟻」の意味・読み・例文・類語

やま‐あり【山×蟻】

膜翅まくし目アリ科ヤマアリ亜科の昆虫総称山地にすむものが多い。脚は長くて歩くのに適し、腹端に毒針をもたない。幼虫は繭を作らない。クロヤマアリサムライアリムネアカオオアリなど。 夏》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「山蟻」の意味・読み・例文・類語

やま‐あり【山蟻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 山地に住む大形の蟻。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「たまたま畑を穿ては、狛の瓜種を求め、五色の茄子を植るといへども、山蟻の為にせせり落さる」(出典:俳諧・本朝文選(1706)五・記類・五老井記〈許六〉)
  3. ハチ(膜翅)目アリ科のヤマアリ亜科に属するアリの総称。クロヤマアリ・クロオオアリトゲアリトビイロケアリなど日本に約五〇種知られる。山地に多い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android