山路が笛(読み)サンロガフエ

デジタル大辞泉 「山路が笛」の意味・読み・例文・類語

さんろ‐が‐ふえ【山路が笛】

山路が吹いた草刈り笛。恋心を寄せる道具とされる。

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精選版 日本国語大辞典 「山路が笛」の意味・読み・例文・類語

さんろ【山路】 が 笛(ふえ)

  1. [ 二 ]長者の娘、玉世姫に、笛を吹いて近づいたという伝説。また、その笛。のちに一般に、草刈り男や牧童などが恋人のことを思いながら吹く草笛、恋をする人が自分の思いをこめて吹く笛をいう。
    1. [初出の実例]「柏木のまりさんろがふえ、古今其品かはれ共みなこれ恋路のよせがまち」(出典:浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)上)

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