岩緑青(読み)イワロクショウ

デジタル大辞泉 「岩緑青」の意味・読み・例文・類語

いわ‐ろくしょう〔いはロクシヤウ〕【岩緑青】

日本画で使われる緑色顔料岩絵の具の一。孔雀石くじゃくいしから製し、成分塩基性炭酸銅

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「岩緑青」の意味・読み・例文・類語

いわ‐ろくしょういはロクシャウ【岩緑青】

  1. 〘 名詞 〙 日本画の顔料の一つ粒状をした緑青。色が濃く、画料に用いられる。孔雀石(くじゃくせき)から製する。青丹(あおに)。〔倭語類解(17C後‐18C初)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の岩緑青の言及

【マラカイトグリーン】より

…青緑色の塩基性染料。青竹(あおたけ),岩緑青(いわろくしよう)などともいう。着色力の大きい美麗な染料であるが,耐光性は低い。…

※「岩緑青」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android