島尻層群(読み)しまじりそうぐん

最新 地学事典 「島尻層群」の解説

しまじりそうぐん
島尻層群

Shimajiri Group

中~南琉球弧に広く分布する後期中新世~前期更新世の海成層。地表に露出している部分では泥層が卓越して多数の火山灰層を含み,保存良好の微化石が豊産。沖縄島中部~南部で詳細な浮遊性有孔虫および石灰質ナンノ化石層序が設定され,それに基づいて本層群の地質構造が明らかにされている。本層群は南琉球弧周辺では鮮新世以降,奄美・喜界島や東シナ海大陸棚では前期更新世以降に堆積した。島尻層群の地質構造および琉球石灰岩との関係を基に,琉球石灰岩堆積前の変動,つまり琉球弧の隆起(同弧原形の形成)運動があったことが証明されている。半沢正四郎(1925)命名。参考文献:H.Ujiie(1994) Palaeogeogr. Palaeoclimat. Palaeoecol.,Vol.108:457

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