巌穴(読み)ガンケツ

精選版 日本国語大辞典 「巌穴」の意味・読み・例文・類語

がん‐けつ【岩穴・巖穴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 岩のほら穴。岩窟。
    1. [初出の実例]「廊廟雖其材、巖穴猶毓汝徳」(出典本朝文粋(1060頃)一・視雲知隠賦〈大江以言〉)
    2. [その他の文献]〔荘子‐山木〕
  3. がんけつ(岩穴)の士」の略。〔後漢書‐章帝記〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「巌穴」の読み・字形・画数・意味

【巌穴】がんけつ

巌屋に世を避ける人。〔史記、伯夷伝〕巖の士、趨舍(すうしや)(進退)時り。此(かく)の(ごと)きの、名滅してせられず。悲しい夫(かな)。

字通「巌」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む