川反(読み)かわばた

日本歴史地名大系 「川反」の解説

川反
かわばた

[現在地名]秋田市おお町一―六丁目の各一部

北通町きたとおりまち橋から南へあさひ川に沿った一連の町で、北から一―四丁目、上・下五丁目、舟大工ふなだいく町に分れる。横小路で各丁が区別され、小路が旭川を渡るのに一―五丁目の各橋と、下新しもしん橋がある。町割はほり川が掘りかえられた慶長年間(一五九六―一六一五)と思われる。ただし、「上肴町記録」の文久三年(一八六三)「日記」所収の家督由来に、元和五年(一六一九)上通町川反かみとおりまちかわばたへ引っ越したとある。川反の町割が固まるのは、それ以後と思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android